デジャブ

 

こんばんは。

 

 

毎日汗だくで通勤しているカクです。

 

 

社会人になって4ヶ月目。

いよいよ営業活動が始まり

充実しつつも大変な日々が始まりました。

 

平日は大体朝から夜21時ぐらいまで仕事。

学生生活から一変した生活環境に

慣れるまで苦労しました。 

 

最近はジム、投資の勉強、読書、

資格の勉強、既セクとのおせっせなど

ナンパから少し距離を置いた

生活をしていました。

 

「仕事をしている中で限られた余暇時間を

しっかり自己投資に充てよう。」

そう考えての行動でした。

 

 

「ナンパしないと。」

と心の隅で思いながら

だらだら既存の子で

妥協していました。

 

 

仕事と自己投資で精一杯の今

ナンパを完全に休止しようかな

とも考えていました。

 

もともと営業の仕事をやるまでの

スキルアップのための手段として始めた

ストリートナンパ。

 

営業として働いている今。

 

すぐ呼べば会える

既存ちゃんができた今。

 

僕に出撃する気が起きなかった。

 

 

 そんな後ろ向きになっていた僕に

あの時「デジャブ」が。

 

 

 

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7月30日日曜日

 

僕は朝からジムで筋トレをして

家で資格の勉強と読書をした後、

既セクの家へ。いつも通りおせっせして

料理を作ってもらって解散。

夜22時ごろ電車に揺られながら帰路へ。

 

ん?

 

 

とある駅で浴衣を着た男女が大勢乗車。

「あぁ。今日は花火大会があったんだな。」

 

いちゃいちゃするカップル。

楽しそうにはしゃぐ子どもたち。

慣れない浴衣を着て団扇を仰いでいる外国人集団。

泥酔している大学生集団。 

 

電車の中はかなりにぎやかに。

 

そんな彼らを横目に僕は既セクちゃん

からきたLINEを返す。

 

 

その時、浴衣姿の女の子が

僕の斜め前に立っていた。

 

とてもきれいな子だった。

おそらく大学生だろう。

 

 

「あーこんな子と付き合って花火見てえよ。」

 

ふとそんなことを思ってしまった。

 

その瞬間僕の中にデジャブが駆け巡った。

 

 

1年前の夏、僕は全く同じことを

考えていた瞬間があった。

 

ベナンぐらいはしていたが

ストリートナンパなんて

しようとも思わなかったあの頃の僕。

 

確か友達との飲み会帰りの電車の中で

浴衣姿の女の子を見て

全く同じことを

思っていた。

 

「かわいい女の子と浴衣デートがしたい。」

そんな夢ができた。

 

もちろん声をかけることなど

できなかった。

 

あれから1年間。

沢山ナンパをした。

男として何倍も成長した。

 

 

そう思っていた。

 

しかしながら実際僕は

何も変われていなかったの

かもしれない。

 

現にかわいい女の子との

浴衣デートは実現していない。

 

妥協した彼女でもない既セクに

満足している自分に気付いた。

 

 

本当の自分の理想の女の子

には出会えていない。

 

「このままじゃだめだ。」

 

 

最寄り駅で電車のドアが開く。

 

その子も電車から降りた。

 

やった。最寄りが一緒だ。

ここで後悔したくない。

行くしかない。

 

改札を過ぎて交差点に向かって歩く

彼女に追いつき声をかける。

 

「き、きょうの花火めちゃくちゃきれいだったよな。」

 

咄嗟に思いついたオープナー。

実に雑だったがその子はちゃんと反応をしてくれた。

しかしながらすぐ近くに停車している車が。

 

親が迎えに来ていたようだった。

LINEも聞けずにバイバイした。

 

 

失敗だ。

 

しかしながら

僕は声をかけることができた。

 

「 去年の僕とは違うんだ。」

 

1年間自分がやってきたことが

正しかったことを証明するためにも

 

僕はナンパで理想の彼女を作る。

 

 

言い訳はしたくない。

お互い都合のいい関係になっていた

既セクとは距離を置くことにした。

 

街にももっと出ようと思う。

 

 

もうあんなデジャブは起こさない。

 

 

彼女作るで!!

 

 

 

終わり。